■ 2012年5月6日施行の
セルビア国民議会選挙及び大統領選挙
選挙監視ミッションの詳細について(背景と募集要項) ■

(募集、活動共に終了しました)




これ以外の本会のボランティアとインターン派遣の年間予定はこちらをご覧ください。

募 集 要 項(募集を終了しました)



 12名のメンバーによる選挙監視活動が無事終了しました。多くの皆さんの閲覧、関心表明をありがとうございました。
 活動報告を行う予定です。関心のある方は、問い合わせフォームでご連絡ください。



○2012年5月6日実施予定のセルビア国民議会選挙監視ミッションについて詳説します。本年後半秋以降のその他コソボ大統領選挙、セルビア大統領選挙については、後日募集要項を掲載予定です。

○以下の詳細な背景情報、募集要項などを良くご覧の上、関心がある方はまずは「関心表明」をお願いします。質問も歓迎します。

○「関心表明」は、こちら(問い合わせフォーム)からお願いします。


○独立後最新のコソボ難民のセルビアでの生活状況を読売新聞(2008年10月8日東京本社版・夕刊)が大きく報道しました。報道から3年以上が経過した現在も、写真の人々はほぼ変化のない暮らしをしています。「望郷のコソボ 傷跡深く」はこちらを是非ご覧ください


【基 本 的 な 情 報 ( 概 要 )】


【凡例】セルビアをRS、コソボをKSと略します。


【基本的な選挙監視ミッションの枠組み】
 旧ユーゴスラビア地域に特化して活動している国際ボランティア連絡会議では、1996年のボスニア・ヘルツェゴビナ総選挙以降数次に渡って日本政府の選挙監視ミッションにメンバーが参加及び推薦を行ってきました。
 近年は旧ユーゴスラビア地域での選挙監視ミッションに日本政府は関心がなく、派遣は約10年以上ありません。
2010年12月のコソボ議会総選挙においては、国際ボランティア連絡会議で独自に編成した10名からなる選挙監視ミッションを派遣してアジアから唯一のプレゼンスをコソボで示すことができました。

 2012年はセルビアで国民議会と大統領選挙が、コソボでは初の大統領直接選挙が行われる集中年です。

 国際ボランティア連絡会議では、以下の通り5月6日実施のセルビア国民議会選挙に関して、民主選挙の一端を担う選挙監視ミッションのインターンを広く募集します。
 大学院生や社会人のみならず、意欲のある学部生も参加可能なミッションです。


【募集対象】社会人、大学院生、学部生など、18歳以上で関心のある者。(社会人も歓迎しますが、日程調整などはお問い合せください。)
 なお、学部生とその他の大学院生・社会人は日本出発日(または現地集合日)と事前研修日程が異なり、学部生には研修をより多めに受けるように構成されています。参加資格など詳しくは以下の募集要項をご覧ください。


【参加資格(概要)】
・英語による業務遂行能力があることが基本ですが、学部生などの場合は補佐的補助的な業務に従事することで対応が可能な場合があります。詳しくはお問い合せください。

・旧ユーゴスラビア地域の民主化、選挙監視、民族、難民、貧困、格差、平和構築などの課題に関心があり、十分な事前研修を受けることが可能な者。


【募集人員】1チーム3名(めやす)×7チーム程度


【関心表明、意思決定について】
・このサイトを読み関心を持った方は、関心表明をお願いします。関心表明は、こちら(問い合わせフォーム)からお願いします。

・関心表明後の手順は次の通りです。
「関心表明」→
「詳細なインフォメーションペーパー提供」→
「メールや電話での質疑応答」→
「面談(日本国内)またはスカイプなどでのインタビュー(海外及び日本国内遠方)」→
「意思決定」→
「ブリーフィング」→
「事前研修」→
「直前研修(1泊2日程度、日本及びベオグラードで実施予定)」→
「選挙監視ミッション インターン活動」→
「事後評価・活動記録作成」



【参加日程・各種締め切り日程概略(詳しくは、以下の詳細日程をご参照ください。)】

<標準的な参加日程(日本からの学部生参加者の場合)> 日本発:4月25日(水)〜日本帰着:5月9日(水)

<関心表明締め切り> 4月11日(水)

<参加意思決定 最終締め切り> 4月15日(日)


【本会の選挙監視インターンシップの特徴】
@特に紛争後の領土帰属に民族間の争いがあるコソボ・セルビアについては、国際社会が仲介する形で対話が始まっていますが、話し合いはほとんど進んでいません。その中でのセルビア国民議会総選挙は、対話の方向性を見通す上でも、極めて重要な意味を持ちます。
 日本の青年を中心とした選挙監視インターンがアジア唯一のプレゼンスとして参加し、国際社会の一員として適正な選挙の一翼を担うことは、大きな意義があります。

A国際社会に関心を持つ日本の青年が、紛争後コミュニティにおける民主化支援の一形態である選挙監視ミッションに参加する機会は極めて少ないと言わざるを得ません。国際社会で日本人が圧倒的に欠けているとされる、フィールド(現場)経験を積む貴重な機会です。

B激烈な民族紛争を経験した地域において、地域の特性や課題を十分に認識した本会でしかできない、草の根的選挙監視業務を通じて、国際社会と共に平和構築、民族融和、民主化支援の一端を担います。

C教育訓練とチームビルディングが、選挙監視ミッションの成功のカギを握ります。
 学部生でも参加可能なこのミッションについては、「学部生・大学院生」「社会人・社会人経験者」などのいくつかのカテゴリーに分けて、研修要件を定めています。
 特に学識、経験が薄い学部生については、現場での選挙監視活動がより有意義になるように、様々なコミットメントがあり、様々な学びの機会が事前に提供されます。

D現地での直前研修の合間に、国内避難民や難民の生活実態や状況を把握する調査も行い、その調査結果に基づいて本来の選挙監視ミッションとは別に、生活必需物資などの人道支援活動も行う予定です。


【情  報  詳  説】


【2012年はセルビア、コソボ共に選挙集中年】
 RSの国民議会の任期は4年です。定数250、任期4年の一院制議会です。
5月6日に総選挙が行われます。2008年のコソボ共和国独立後2度目の総選挙にはなりますが、国際社会のコソボ承認が進み、またコソボとの交渉妥結がRSの欧州連合加盟交渉進捗の条件となった、大きな環境変化後初の総選挙となります。
 またこの国民議会選挙は12月に行われる大統領選挙の前哨戦として、与党敗北が予想される中で、与党の枠組みがどう変化するのかが最大の焦点になります。特に総選挙結果が、前回大接戦僅差であった大統領選挙に影響すると言われています。
 議会選挙の概要については、こちらをご覧ください

 RSの大統領の任期は5年です。2013年1月に任期切れを迎えるため、12月下旬に大統領選挙が行われます。「コソボ独立後初の大統領選挙」となります。、また、選挙を早めて5月6日の国民議会選挙と共に行う案も取りざたされています。
 2008年の大統領選挙は、欧州加盟推進派と民族主義派との一騎打ちで大接戦となりました。コソボ武力奪還を公約とした民族主義派が第1回投票で優位に立ち、決選投票で現大統領が数万票の僅差で勝ったという大接戦でした。
 仮に武力でKS奪還というような公約の大統領が誕生すると、この地域の安定は一挙に流動化し兼ねません。
 大統領選挙の概要については、こちらをご覧ください


【セルビアの選挙の最大の問題点】
 RSの2つの選挙での最大の課題は、KSの独立を認めていないRSが、KS内でどのような選挙を行うのか?という点です。
コソボ及びセルビアの位置関係、民族の分布関係などの地図などを以下にまとめました。


【旧ユーゴスラビア各国と周辺国の位置関係】
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【コソボ周辺のアルバニア系住民分布図】
←Clickで拡大

 コソボとその周辺国における、アルバニア系住民の分布図です。




【コソボ周辺民族分布図】
←Clickで拡大

 コソボ北部にある青色のMost Serbianとある地域が、セルビアが実効支配している地域です。

 また、コソボ東側にPresevoとある、赤字に黒い斜め線が広がるAlbanian living outside Kosovoとある地域がセルビアの「プレシェボ・ブヤノバッツ回廊」と呼ばれる地域です。



 国連未加盟とは言え、KSという主権国家内ではRSが実効支配する地域があり、10年12月のコソボ総選挙では、セルビア系住民のボイコットによって、KS政府の決めた投票所が機能しない、誰も投票に来ないなどの問題が顕在化しました。
 そのRS実効支配地域での選挙がどう行なわれるかが、国際社会の最大関心事です。
 次の問題は、RSが実効支配していないKS内に点在するセルビア系住民の居住地域での選挙の扱いがどうなるか、というのも国際社会の関心事です。RS側が選挙を強行しようとすると、当然ですがKS側つまりアルバニア系住民の反発は必至です。
 本会の選挙監視は、コソボ北部のセルビア支配地域で行うことをまず想定しています。

 仮にKSのRS支配地域で選挙が行われない場合は、RS内でKSの多数派アルバニア系住民が多数暮らす「プレシェボ・ブヤノバッツ回廊」地域で監視活動を行います。


【プレシェボ・ブヤノバッツ回廊の位置関係図】
 「プレシェボ・ブヤノバッツ回廊」と呼ばれる地域です。以前はバッファーゾーンと呼ばれていました。



 この地域はRSの圧倒的多数を占めるセルビア系住民ではなく、隣国KSの多数派のアルバニア系住民が多数を占める町、村が多数点在し、両民族が共存する地域も混在します。そういうRSで最も特殊な民族混在地域での選挙が民主的平穏に実施されるように見守ります。

 これらのいずれの地域でも、民族の衝突を避け、不正が横行しない雰囲気づくりのためには、国際社会の監視業務は必須です。特に、前回のKS総選挙ではアジアからの監視団は、日本からの本会のみでした。
 日本のプレゼンスという意味でも、本会の監視は重要な意味を持ちます。


【選挙監視ミッションの日本のプレゼンス】
 例えば10年12月のKS議会総選挙についても、日本のみならずアジア人のプレゼンスは本会の監視団だけでした。
 日本のマスメディアは、1社もKSに直接足を運ぶこともなく、報道さえもほとんどありませんでした。

 アジア唯一である本会の監視活動のプレゼンスを今後も継続する必要があると痛感しています。


【選挙監視業務について】
・基本的には3名を1チームとして編成し、そこに現地コーディネーターを加えた4名のチームで活動を行います。

・選挙監視業務は、おおむね次のフェーズに別れます。
(1)選挙前の国の政治経済情勢、選挙関連状況把握、選挙法の理解、選挙当日の危機管理などシミュレーション
(2)選挙前日までの投票所設置、投票用紙等物資移送及びその周辺状況の把握
(3)選挙当日の投票所の状況把握と問題発生時の対応及びその評価
(4)投票所から開票所までの移送状況把握と問題発生時の対応及びその評価
(5)開票状況の状況把握
(6)選挙全体の評価と評価結果の公表等
(7)本会としての選挙監視全般の評価

・1日の活動の流れは、おおむね、次のような日程です。 朝食→全体ブリーフィング→担当地域に移動して各チームでの日々の活動→全体ブリーフィング→翌日の活動の検討、準備→夕食


【選挙監視ミッションの前回からの改善点】
 前回10年12月KS総選挙での選挙監視では、圧倒的準備不足を参加メンバー10名の個々の能力とグループワークで乗り切ることができましたが、反省点もあります。
それは「チームビルディング不足」と「教育訓練不足」でした。これはKS総選挙が、議会の突然の解散によって決まり、解散から投票日まで約1ヶ月というスケジュールで行われたことにも起因します。
10年12月の総選挙監視ミッションの詳細はこちらから。

今回は、事前研修及び現地での研修に前回の倍以上の時間を割きます。研修と共にチームビルディングの手法も取り入れていきます。また、大学院生のみならず経験が比較的に少ない学部生にも参加の門戸を開いていますが、学部生にはより多くの教育・訓練が行われます。


【選挙監視ミッションの次回予定について】
 選挙監視ミッションの機会は、当然ですが選挙予定に左右されます。
今年は3つの選挙(RS国民議会選、大統領選、KS大統領選)がたまたま集中していますが、次回の選挙はそれぞれ4年後、5年後となり、2010年12月に行われたKS総選挙も、解散がない場合は2014年12月が次の機会となります。  今年の選挙の次のKS、RSでの選挙監視ミッションの機会は、2014年、2016年、2017年となります。


【選挙監視要員の参加要件】
<基本的な考え方>
・高校卒業の年齢以上であること。国籍、学歴、経験は原則として問いません。
・英語による業務遂行が可能なことが望ましいですが、本会では国際社会での実務やフィールド経験を積むことにも主眼を置いているので、役割分担の調整によって語学力が不足する場合でも参加できることもありますので、不明の点はお問い合せください。
・現在の居住地域は原則的には問いません。なお、日本以外の居住地の方には、研修要件の緩和が行われますが、詳しくは以下の該当部分を良くお読みください。
・国籍は問いませんが、日本国籍者以外については、対象国や途中経路国の査証取得が難しいと判断した場合は参加できない場合もあります。
・本会は国際社会での活動経験を積んで頂くことも大きなミッションしていますので選考は原則として行いません。ただし、動機作文の内容が著しく適性を欠くと判断した場合は、選考を行う場合もあります。

<特記事項> ・研究目的などの「目的外参加は原則として認めません」。現地に入って何らかの他のミッションがある場合には、事前によくお問い合せください。
・メンバーには「グループワークが円滑に可能な状態であること」が求められます。一般的に身体的な何らかの障害をお持ちでももちろん参加は可能ですが、グループワークに支障が出る特殊な何らかの発達障害などの障害をお持ちの方は、必ず事前にお申し出ください。お申し出がないで参加の場合で、現地で適切な配慮や支援ができないと判断した場合や、ミッションの達成に障害になると判断した場合は、ミッションから離脱して帰国頂く場合があります。
・兄弟などでひやかし、様子見で関心表明をする方います。関心表明は「個人の意思」で行ってくださるようにお願いします。直近の反省から当面親族(兄弟)同士の参加は例外なくご遠慮頂きます。
・選挙監視ミッションを途中放棄するような、目的以外の参加は、厳にご遠慮ください。


【事前研修要件】
<日本から参加する者(全員対象)の研修要件>
・事前研修(東京・詳細は後日発表。及び遠方の場合は5名以上の参加者が居住する地域で開催予定。)に全日程参加すること。なお日程や場所は調整を行う予定です。

<日本から参加する者で大学学部及び大学院在学中の者の研修要件>
・出発直前の直前合宿(1泊2日)に参加すること。

<日本以外から参加する者の研修要件>
・チームビルディングの観点から、日本以外から参加する「学部生」は、4月26日(木)にベオグラードに集合し、事前研修を行います。大学院生もできるだけ26日(木)集合を推奨します。


【留意点】
・選挙監視を行う拠点をどこに置き、どの地域を担当するかは「コソボのセルビア実効支配地域(北ミトロビツァ、レポサビッチ、ズベチャン、ズビンポトク)」または「プレシェボ・ブヤノバッツ回廊付近」となる予定ですが、詳細は今後の情勢などを踏まえて決定します。両地域の状況については、上記の通りです。
・ミッションオペレーションの都合上、インターンは全員上記のどちらかの地域でまとまって活動するものとします。活動希望地は考慮できませんのでご注意ください。なお、ミッション終了後に希望地を訪問する場合は、アレンジはお手伝いします。
・選挙監視担当地域については、「本会に一任して頂くもの」として、関心表明、参加意思表示をお願いします。監視担当地域が希望通りでないことを理由にする参加意思撤回は原則として認められません。


【参加意思表示】
・ウェブサイト上に提供された情報を全て読み、その後のコミュニケーションや説明会または電話等で十分に活動を理解の上で、意思表示をお願いします。意思表示は、400字以上の「参加動機作文」提出をもって行います。

・意思表示の撤回はもちろん可能ですが、意思表示があり次第班編制や現地の受け入れ体制等手配に入っていきます。もし撤回の可能性がある場合は、意思表示を控え、課題や疑問点を確認した上で意思表示をお願いします。
・意思表示の撤回の場合は、撤回の理由書を添えて、文書で行ってください。
・意思表示後、意思撤回までに手配等で要した実費を請求する場合があります。ご注意ください。


【活動参加促進と活動後キャリアへの配慮について】
・本会は、参加者の所属する教育機関(大学、大学院等)や職場への公文書の発行等を通じて、出席扱いや公休などを取りやすい側面支援を行う用意があります。詳しくはお問い合せください。

・活動終了後には、希望に応じて本会から活動従事証明書を発行することが可能です。


【活動形態等のイメージについて】
・活動は、常にグループワークとなります。現時点では3名程度(予定)からなる班をひとつのグループとする予定です。各グループに1名の現地コーディネーターがつき、通訳業務やサポートを行います。
・活動はおおむね午前8時から午後4時頃まで日中に行い、その後情報共有のブリーフィング、意見交換とフィードバック等を通じて、翌日の準備を行います。
・各班に現地携帯電話を支給します。本会の現地実施本部との連絡調整は容易です。
・現地での宿泊はホテルなどとなります。現地家庭の様子を知ってもらうために、一般家庭訪問を行います。
・現地での移動は、タクシー、乗り合いタクシーやバスを含め公共交通機関を利用し、自家用車に乗ることは原則としてありません。


【パスポート、ビザ等について】
・パスポートの有効期間を必ずご確認ください。
・日本国籍者については、ビザ(査証)は一切不要です。
・日本国籍者以外の参加も歓迎しますが、査証取得に困難が伴う場合は、参加できない場合があります。


【安全管理等】
・各グループには現地の携帯電話を貸与し、安全管理も含めた円滑なコミュニケーションに務めます。その携帯電話からも国際電話等も可能です。
・本会のコーディネーターやネットワークを形成している現地NGOなどを通じて情報収集に務めています。安全に関する課題はほとんど考えられませんが、万一の不測の事態(交通事故、疾病など)に備えています。
 詳しい内容は、インフォメーションペーパーでお伝えします。


【現地への移動について】
・日本からの参加者は、原則として本会が推奨する、最も安価で安全な航空会社(ロシア系の航空会社は利用しません。)によるフライトを利用して往復が望ましいと考えています。特に往路は、メンバー間コミュニケーションを図るという意図から、本会としては、成田、関空と選択肢が広いトルコ航空(イスタンブール経由)を現時点では考えていますが、空席状況によって推奨航空会社は変更となる可能性があります。何かの事情で利用航空会社の希望がある場合などは予めご相談ください。

・日本以外の在住者については、各自任意のフライトで現地入りして頂くことになります。同一空港から出発する方については、同一フライトとなるように助言は行います。旅程については、研修及び現地コーディネーションと安全管理の観点から、事前に十分にコミュニケーションを図ってください。

・ミッションの基本的な期間終了後は、適宜自らの研究や関心等のための行事を入れることは自由です。旅程については、安全管理の観点から十分にコミュニケーションを図ってください。
 なお、ミッション中の離脱等はご遠慮願います。


【現地集合日(予定・最終決定は後日となります。)】
<学部生(大学院生も推奨)>4月26日(水)または27日(木)
<社会人(やむを得ない大学院生)>4月27日(金)または28日(土)
*日本または欧州その他からの参加の場合など出発地によって出発日は異なります。


【活動終了日・現地出発日(予定・最終決定は後日となります。)】
○原則的に活動終了は5月7日(月)夜です。それ以前の活動終了は原則として認められませんが、特別な事情がある場合は、ご相談ください。
○現地出発日は原則として5月8日(火)です。従って、日本帰着は5月9日(水)となります。欧州内の場合は帰着日は5月8日(火)です。


【参加日程概要(案・4月9日現在)】
○旅程概要は参加者の動向、活動地動向などによって一部変更になる可能性があります。
○日程の短縮、延長に関しては、関心表明後予め十分に相談をお願いします。

4月24日(火)国内直前合宿
  25日(水)日本在住学部生グループ出発(予定)→ベオグラード26日着
  26日(木)日本在住以外の学部生ベオグラード到着(予定)
        (大学院生もこの日ベオグラード到着を推奨。)
        現地研修開始
  27日(金)現地研修継続、社会人(大学院生)ベオグラード到着(予定)
  28日(土)全体研修、現地NGOでの講義、意見交換
  29日(日)監視ミッション活動地(ミトロビツァまたはブヤノバッツ)に移動
  30日(月)活動地でのコーディネーターらと顔合わせ、選挙監視準備
5月 1日(火)中央選挙管理委員会各行政区担当者と面談・意見交換、選挙監視準備
   2日(水)予備日(研修等準備は継続)、休息日
   3日(木)選挙監視準備
   4日(金)選挙監視準備、各国監視団と意見交換、危機管理対策最終確認
   5日(土)選挙準備作業最終確認
   6日(日)選挙施行日、選挙監視
   7日(月)選挙監視フォローアップ、ミッション終了、ベオグラード移動
   8日(火)各人帰国の途に
   9日(水)日本帰着


2012年4月
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【参加費用について】
・参加に必要な費用は大きく分けて「渡航費用(実費。居住地、航空会社によって異なる。)」「参加費(定額)」「国内事前研究費(国内からの参加者のみ)」「個別費用(食費、海外旅行傷害保険、個人的な費用)」の4種類になります。

<渡航費用>
 仮にトルコ航空を利用した場合、日本と現地往復はおおむね12万円程度(空港使用料や燃油サーチャージ等全てを含む)です。
 日本以外から参加される方は、各自で予定や価格をお調べください。本会の調査では欧州内の場合はおおむね3〜4万円程度(空港使用料や燃油サーチャージを含む)で往復可能なようです。詳しくは別途ご相談ください。航空会社のマイレージプログラムの無料航空券を利用しても確保できる場合もあります。その点も相談に乗ります。
なお、社会人等で4月27日(金)前後に日本を発つ場合は、大型連休前で航空運賃の高騰が予想されるため、韓国発の運賃をアドバイスする予定です。詳しくはご相談ください。

<参加費>
 参加費は、食費、海外旅行傷害保険料、個人的経費などを除く、現地入りしてから出国するまでの現地で必要な一切の経費(移動、宿泊、コーディネーター関連諸経費、スタッフ管理費、事前調査費、電話等機材購入費、電話代など運営に必要な一切の経費)を含みます。
 参加費概算額は約12万円程度です。これは標準参加日数約14日間の参加費です。活動地など現在調整中の部分があるため、詳しくは関心表明者に意思表示前にお知らせしますが、急激な円安とならない限りは13万円を上回ることはありません。
 また、学生の場合で、宿泊先をホステルなどの4名以上相部屋などの宿泊形態を選択することによって参加費が1万円程度減額できる場合もあります。詳しくはインフォメーションペーパーで案内します。
 社会人の参加費は参加日数が12日程度であれば、急激な円安とならない限りはおおむね12万円を上回らない予定です。
 なお、本会の選挙監視ミッションの参加費は、海外での活動、特に専門的なミッションには様々な出費リスクが伴うことを考慮して、本会では参加費という固定費の形で徴収し、円安などのリスクも含めて全てのリスクを本会が吸収し、参加者には参加費以上の負担をさせないようなシステムを採用しています。

 なお、参加費には、以下に例示する程度の食費、保険料、事前研修費用が含まれていませんのでご注意ください。)

<食費>
 おおむね1日1000円程度とお考えください。

<海外旅行傷害保険>
 海外旅行傷害保険については、詳しくは意思決定後ご案内しますが、クレジットカードに自動付帯されている海外旅行傷害保険でも十分に対応できます。その場合は負担はありません。なお日本在住者以外は、ご自分または居住国の海外旅行傷害保険を利用することになります。
 新たに加入する場合でも、ウェブ加入の場合約15日間で5000円程度とお考えください。

<事前研修費用>
 日本国内での事前研修費用は、直前研修については宿泊場所での宿泊費と食費でおおむね6〜7000円程度、この他に研修場所までの交通費の実費が必要となります。
直前研修以外の日本国内での事前研修は、参加者の動向を見ながら判断します。
 なお、日本以外からの参加者の現地での現地研修費用は、食費を除き参加費に含むものとします。


【終わりに】
 国際社会でのフィールド(現場)で多面的多忙な実務経験を積むことは、自らの可能性や限界を考える上で、極めて重要な要素です。
 セルビアの国民議会総選挙は、今後のセルビアのEU加盟とコソボとの対話の方向性を占う上で歴史的に極めて重要な選挙です。
 個人的経験ですが、本会を立ち上げて間もない1996年に、ボスニア紛争終結後最初のボスニア・ヘルツェゴビナ総選挙の監理要員として、外務省からOSCEに出向する形で参加したことは、多面的な意味で代え難い経験となっています。とは言うものの、行動の制約や無駄な時間が多かったことも事実です。
 今回の選挙監視ミッションは短期間ではありますが、「民主的選挙」「国の独立と主権」「少数民族」「紛争後の融和」「平和構築」など、多面的に学び、気づき、考え、経験する要素満載の機会と考えています。
 多くの皆さんのご支援、ご協力をよろしくお願いします。(代表幹事・須田浩之)


【連絡先等】
・問い合わせや関心表明は、問い合わせフォームをご利用ください。
・直接電子メールは、<jniv@nifty.ne.jp>宛お送りください。
・電話は、03−3824−4011(午前10時〜午後8時。不在時転送あり)にご連絡ください。






―――――――「国際ボランティア連絡会議」―――――――
・住所:〒116-0013 東京都荒川区西日暮里3−6−14−1102
・電子メール:jniv@nifty.ne.jp ・事務局電話:03-3824-4011(10am-8pm)



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